研究課題
基盤研究(B)
簡便な大気圧プラズマジェット(APPJ)は多岐にわたる利用例が報告されている.APPJがプラズマ弾丸の伝播というユニークな現象によって形成されていることも解明されている.しかし,プラズマ弾丸の発射と伝播の形態は,2005年にEngemannによって発表されたチューブ型の誘電体バリア放電のノズルからの射出という形態からまったく進化していない.本研究では,プラズマ弾丸を面から発射するというまったく新しい発想に基づく「面発射型プラズマ弾丸」に関する研究を行う.この研究により,新規なプラズマ弾丸生成法が確立するとともに,これまで実現されたことのない「大容量の大気圧低温プラズマ」の生成方法が確立される.