研究課題
基盤研究(B)
連星中性子星合体からガンマ線バーストを駆動する物理機構を理論的に明らかにし、将来観測に備えた予言を行う。具体的には、アインシュタイン重力、ニュートリノ輻射流体、磁気流体、有限温度核密度状態方程式を実装した数値相対論コードを使用して、連星中性子星合体のインスパイラルから合体に渡る長時間第一原理シミュレーションを最新のスーパーコンピューター上で実行する。重力波波形、相対論的ポインティングフラックの光度曲線、速い中性子捕獲反応による重元素合成および付随する電磁波放射、電波放射を導出し、観測可能性について議論する。