研究課題
基盤研究(B)
原子核の状態方程式(EOS)は、核物質のみならず、中性子星の構造をも決定するので、その理解は重要である。中性子星構造解明の観点では、 中性子物質のEOSの理解が必要である。 中性子星を実験室で作ることはできないが、中性子過剰不安定核は作ることができ、その物理量を測定することにより、中性子物質のEOSが理解できる。本研究では、最も中性子過剰である二重閉殻核78Niの世界初の質量測定を目指す。質量測定実験は、理研RIビームファクトリーにある稀少RIリング(R3)で行う。本研究で、R3の測定系検出器をできるだけ薄くし、質量精確度を向上させる。