研究課題
基盤研究(B)
量子ビームとしてのミュオンは素粒子物理学および物質科学の様々な領域で活用されているが、ビームの質的な限界が応用範囲や測定精度を制限している。ビームの時間的、空間的な広がりやエネルギーの幅を圧縮する冷却技術としていくつかの手法が知られているが、冷却効率とビーム品質の両立は積年の課題となっている。本研究では、ミュオンビームを高効率で冷却する手法を確立し、物質波干渉計に応用して素粒子の基本的な性質を高精度で明らかにすることを目指す。