陸上火山の変動は衛星測位技術などを用いて捉えられており、火山研究の発展に大きく寄与している。しかしながら、衛星を活用した従来の測 位技術は、海中にサブマージしている火山には適用できない。これまで、圧力計や音響測距などが活用されてきたが、いずれもドリフトや海水 環境の経時変化などの影響を受けることから安定的なモニタリング手法として確立しているとは言い難い。GNSSのように、安定的かつ連続的に 3次元モニタリングできる技術が確立されれば、火山研究への貢献は大きい。本研究の目的は、muPSのプロトタイプを完成させ、GPS信号が届かない環境下におけるその測位精度と安定性を検証することである
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