ナノワイヤスケールアップに資する電子流に基づくファインインジェクション法の体系化

• 研究課題/領域番号: 23K25995
• 補助金の研究課題番号: 23H01300 (2023)
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金 (2024); 補助金 (2023)
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分18010:材料力学および機械材料関連
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 木村 康裕 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (70803740)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円); 2025年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2024年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円); 2023年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
• キーワード: 機械材料・材料力学 / 原子拡散 / エレクトロマイグレーション / ナノワイヤ / インジェクション

研究開始時の研究の概要

近年、ナノワイヤに関する研究関心が高まる一方で、ナノワイヤ特有の優れた性質を維持したスケールアップが困難という理由から、大型構造物への画期的な応用事例は未だなく、機械材料としての産業利用は遅々としている。本研究ではそれを突破するために、既存のナノワイヤ創製技術と異なる、電子流による原子拡散を利用したファインインジェクション法の創出を試みる。提案するファインインジェクション法は非平衡な物質輸送現象である原子拡散を駆使することで、極細な径とメートル級の長さを有した高強度・高延性が期待できるワイヤ創製のための極小射出法であり、金属極小射出機構の創出とメカニクスとしての学術的体系化を試みる。