研究課題
基盤研究(B)
本研究では、”ワンショット(1回の測定)”で広い観察視野内の結晶方位や分子配向、ひずみの2次元マッピングを可能にする「高ひずみ感度を有する超高解像度ワンショットラマン分光イメージング装置」を開発を目指す。第一段階として、偏光方向を持ったレーザーによりワンショットで分子配向やひずみを測定できるラマン分光装置を開発する。第二段階として、数100nmの光の回折限界を超える高空間分解能の広域測定の可能性を検討する。最終段階として、2次元イメージングによりパワーデバイス中の転位分布の可視化、高分子材料の外的負荷による内部構造と分子のひずみの検出を可能にし、工学的な有用性を示す。