研究課題
基盤研究(B)
流体中を物体が移動することにより誘起される流れの数値計算において,「どのようにして変形する境界が受ける局所的な流体力を計算するか?」という点が,解決すべき大きな問題点である.本研究では,局所的な流体力を計算できる手法である「応力テンソルの不連続性に基づく埋め込み境界法」を拡張し,変形する境界へ適用,およびその妥当性を検証する.適用する問題は,(A) 変形する物体として最もポピュラーな弾性体を含む移動境界流れと,(B) 固相が相変化しながら液相中を流動するPCMを含む移動境界流れを取り上げる.