研究課題
基盤研究(B)
本研究の概要は、電気的破壊となる絶縁破壊現象の起点となる部分放電の、特にその電流波形の形成機構を、ピコ秒の高時間分解(即ち超広帯 域) で計測することで放電最初期の形成機構を明らかにする研究である。本研究では、電力・エネルギー機器の主絶縁部を構成する気体、液体、固体等の相状態の異なる絶縁物を横断的に対象として実験と放電理論の 両面から検討するものあり、放電プラズマ分野における学術的にも、スマート社会の「電気的に壊れない機器の製造(高い絶縁性能)」や「電気的に壊さない機器の運用(インフラ点検・診断技術)」にも繋がる重要な基盤研究である。