研究課題
基盤研究(B)
高速無線通信においては、電波伝搬路に応じた信号生成のため、受信局から送信局に伝搬路に関する情報が制御信号として暗号化なくフィードバックされる。送受信局の位置や、伝搬環境における人体などの位置・呼吸などにより伝搬路は変わるため、傍受した伝搬路に関する情報から、これらの位置やバイタル情報が漏洩しうるというプライバシリスクが存在する。本研究の目的は、第三者による傍受型無線センシングを対象として、これが可能となる条件の明確化と、プライバシ保護技術の確立である。