研究課題
基盤研究(B)
極低温で行う動的核偏極(DNP : Dynamic Nuclear Polarization)法は、これまで困難であった人体内でのリアルタイム代謝測定や微量なポーラス材料の表面の構造解析など幅広い分野で応用されている。本研究では、g値の大きな電子スピンを持ったナノ粒子をDNPによる高感度化に利用する新たな手法を用いて、DNPの汎用性、利便性の高度化を目指す。それらの実現に向けて、実験装置開発、サンプルの作製法についての研究、偏極移動のメカニズムの解析を行うことで、その基盤技術を確立する。