研究課題
基盤研究(B)
本研究では,離散時間確率系の動特性を決める確率過程として,一般の場合,i.i.d.過程(白色雑音)の場合,隠れマルコフモデル(HMM)の場合,マルチンゲールの場合の計4通りを考え,その各々の場合について,線形制御理論に関する諸問題に取り組む.また,Contraction理論を用いて非線形系を対象とした議論も行う.これらを通して,動特性が確率過程により決まる離散時間確率系の統一的制御理論創出とその体系化を行う.