研究課題
基盤研究(B)
局部座屈による耐力劣化や極低サイクル疲労などの鋼部材の複雑な地震時終局挙動を解析的に追跡するためには,大ひずみ振幅に対応した高度な繰返し弾塑性構成モデルを用いる必要がある.本研究では,データ同化手法を応用することで,これまで困難であった10%以上の大ひずみ振幅における構造用鋼材の繰返し弾塑性挙動を評価でき,上記のような解析で使用する繰返し弾塑性構成モデルの材料パラメータを取得できる大変形繰返し弾塑性試験法を開発することを目的とする.