研究課題
基盤研究(B)
画像解析を活用した測定を取り入れ、新しい衝撃実験によって、土内部の局所的な変形挙動や伝達応力について従来は見逃されていた現象の可視化に挑戦する。また、従来のように土を連続体レベルだけで捉えるのではなく、粒子レベル、粒子が連なった粒子骨格レベルといったマルチなスケールで観察し、それらの相互作用から緩衝・落石捕捉メカニズムを深掘りする。個別要素法解析も用いる。さらに、衝撃力の緩衝挙動を粒子自体の特性が顕著に表れる粒状体としての性質(粒子性)と波として伝播する性質(波動性)の二重性で捉える。マルチスケールと二重性に着目した土の緩衝効果メカニズム解明は世界に例のない独創的な試みとなる。