| 研究課題/領域番号 |
23K26208
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| 補助金の研究課題番号 |
23H01514 (2023)
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分22040:水工学関連
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| 研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
甲山 治 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (70402089)
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| 研究分担者 |
小川 まり子 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 助教 (00785719)
嶋村 鉄也 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (80447987)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2026-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2025年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2024年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2023年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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| キーワード | 熱帯泥炭地 / 火災リスク評価 / 気象レーダー / スマートフォンアプリ / インドネシア / 火災 / 水文・気象情報 / 生態系管理 |
| 研究開始時の研究の概要 |
泥炭地火災に関するローカルな情報を積み上げることで,現実とは乖離しがちな衛星データベースの国際的な炭素排出量の議論と,泥炭地火災の現実の架橋を図ることである.多くの泥炭地の火災研究は科学的に分析できることがメインで,現地調査やフィールドワークで得られる科学的およびそれ以外の知見の蓄積は不十分であった.本申請では住民や消防団,企業など現地ステークホルダーとの協同によって泥炭地火災の調査事例を増やすことで,より現実に必要性の高い防火対策への理解を深める.
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| 研究実績の概要 |
インドネシアでは毎年のように火災が頻発しており、インドネシア政府は火災検出にNASAのFIRMSホットスポット情報を用いている。しかし、そのアルゴリズムは地表面上で起きる高温かつある程度広域の森林火災を対象にしたものであり、低温で地中に分散して燃焼する泥炭地火災の検出は難しい。また多くの泥炭地の火災研究は科学的に分析できることがメインで,現地調査やフィールドワークで得られる科学的およびそれ以外の知見の蓄積は不十分であった.そこでインドネシア国家研究革新庁(BRIN)と気象・泥炭火災・大気汚染監視アプリ「SIMOCAKAP」を共同開発し,住民や消防団,企業など現地ステークホルダーとの協同によって実際の泥炭地火災現場で燃焼範囲,深さ,現場写真などの科学的なデータを収集することで,衛星プロダクトとの相関および齟齬を分析した.さらには泥炭地火災の調査事例を増やすことで,より現実に必要性の高い防火対策への理解を進めている. 「SIMOCAKAP」の実用化に向けたセミナーを2024年7月25日(木)に開催した.インドネシアBRINやリアウ州ブンカリス県の地元ポリテクニック高専との共催により,イスラム公立大学ブンカリス校にて開催され,セミナー報告がブンカリス県政府ウェブサイトトップページにも取り上げられた.共同で開発したアプリは当研究チームが行っている大気環境計測,気象レーダー等の水文気象観測情報を統合したもので,今後地域住民や政府,大学と連携しながら,双方向の防災情報の発信・共有を目指している.現在はこちらがアプリ上に情報を発信するのに対して,現地住民からもコメントや写真を投稿できる.これにより双方向の災害情報の共有が可能となった.
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
泥炭地火災は,健康を害し日常生活に支障をきたすヘイズを引き起こすため,気象のモニタリングは非常に重要である.これらのリスクを管理・軽減するのに役立つモニタリング・アプリケーションを開発するとともに,セミナーや研修を行ったことで,様々なデータが収集されつつある.
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| 今後の研究の推進方策 |
「SIMOCAKAP」の実用化と普及を推進するとともに,収集したデータをもとにした泥炭地火災の準リアルタイムモニタリング手法の開発を進める.
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