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喪失技術としての炭滓・鉱滓煉瓦の復元-現代インドの複合SDGs課題解決に向けて-

研究課題

研究課題/領域番号 23K26249
補助金の研究課題番号 23H01555 (2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2023)
応募区分一般
審査区分 小区分23010:建築構造および材料関連
研究機関日本大学

研究代表者

Sanjay PAREEK  日本大学, 工学部, 教授 (20287593)

研究分担者 市原 猛志  熊本学園大学, 商学部, 講師 (00590564)
荒木 慶一  京都大学, 工学研究科, 教授 (50324653)
内平 隆之  兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (70457125)
山出 美弥  立命館大学, 政策科学部, 准教授 (40735510)
西澤 泰彦  名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (80242915)
山岸 吉弘  日本大学, 工学部, 講師 (40454201)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
2026年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
キーワード炭滓・鉱滓煉瓦 / ポゾラン反応 / 力学性能 / 耐久性 / 色彩 / 炭滓煉瓦 / 鉱滓煉瓦 / 無焼成煉瓦 / 養生方法 / 微細組織 / 産業廃棄物 / リサイクル / 復元
研究開始時の研究の概要

明治・大正・昭和時代に我が国で普及した炭(たん)滓(さい)煉瓦(炭鉱から排出される石炭灰が主原料)と鉱(こう)滓(さい)煉瓦(製鉄時の副産物であるスラグが主原料)と呼ばれる無焼成(焼かない)煉瓦の製造技術を復元する。また、復元で得られた知見を、インドで深刻化する複合SDGs課題の解決に向けた無焼成煉瓦の普及推進や、我が国で姿を消しつつある炭滓・鉱滓煉瓦の歴史的建造物の保全・再生に活用するための検討を行う。

研究実績の概要

明治・大正・昭和時代に我が国で普及した炭(たん)滓(さい)煉瓦(炭鉱から排出される石炭灰が主原料)と鉱(こう)滓(さい)煉瓦(製鉄時の副産物であるスラグが主原料)と呼ばれる無焼成(焼かない)煉瓦の製造技術を復元する。また、復元で得られた知見を、インドで深刻化する複合SDGs課題の解決に向けた無焼成煉瓦の普及推進や、我が国で姿を消しつつある炭滓・鉱滓煉瓦の歴史的建造物の保全・再生に活用するための検討を行う。
■国内各地域の製造技術と現存建物の調査
一部鉱滓煉瓦に関して、北九州の官製八幡製鐡所について詳細な調査が完了した。更に、東北の釜石製鐡所の調査は完了した。
■製造技術の分析と復元
炭滓・鉱滓煉瓦の材料(石炭灰、スラグ、骨材、石灰etc.)の調合や前処理(粉砕、加熱、etc.)、練り混ぜ方法、成型方法(プレス、たたき)、養生方法(加熱時の温度履歴)を実験変数として多数の炭滓・鉱滓煉瓦を試作し、これらの実験変数と力学性能、耐久性、色彩、微細組織の関係を特定するための実験を開始した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

■国内各地域の製造技術と現存建物の調査
一部鉱滓煉瓦に関して、北九州の官製八幡製鐡所について詳細な調査が完了した。更に、東北の釜石製鐡所の調査は完了した。
■製造技術の分析と復元
炭滓・鉱滓煉瓦の材料(石炭灰、スラグ、骨材、石灰etc.)の調合や前処理(粉砕、加熱、etc.)、練り混ぜ方法、成型方法(プレス、たたき)、養生方法(加熱時の温度履歴)を実験変数として多数の炭滓・鉱滓煉瓦を試作し、これらの実験変数と力学性能、耐久性、色彩、微細組織の関係を特定するための実験を開始した。

今後の研究の推進方策

■国内各地域の製造技術と現存建物の調査
東北の釜石製鐡所や北海道の室蘭製鐡所への技術移転がどのようになされたかについては不明な点が多く残る。炭滓煉瓦に関して、山口県宇部・小野田地域については内平により詳細な調査がなされているが、北九州の筑豊炭田など他の地域における現存建物や製造技術の調査は十分でない。
日本製鉄東日本製鉄所釜石地区や室蘭製鉄所周辺の現存建物の調査や、釜石市が釜石製鐵所から移管された公文書資料の文献調査などを通して、国内での鉱滓煉瓦の製造技術の技術移転について調査する。また、山口県宇部・小野田地域以外の炭滓煉瓦について、現存建物や製造技術の調査を行う。
■製造技術の分析と復元
炭滓・鉱滓煉瓦の材料(石炭灰、スラグ、骨材、石灰etc.)の調合や前処理(粉砕、加熱、etc.)、練り混ぜ方法、成型方法(プレス、たたき)、養生方法(加熱時の温度履歴)を実験変数として多数の炭滓・鉱滓煉瓦を試作し、これらの実験変数と力学性能、耐久性、色彩、微細組織の関係を特定するための実験を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書

URL: 

公開日: 2023-04-18   更新日: 2024-12-25  

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