研究課題
基盤研究(B)
日本国内には公共事業として治水や河川改修が実施されない規模の小さい河川が点在する。このような小河川群でも流域内に人が住み、水害が生じている場合が多く、全国合わせれば2000年以降では水害被害額全体の20%近くを占める。本研究ではこのような境遇にある河川での河道地形の測量を簡易に行なうため手法を開発し、室内実験や現地実験、数値シミュレーションを通じ洪水氾濫過程を解明し、水害の減災策を提示する。また、小河川に多い土地利用形態である農地の水害の早期復興を念頭に置いて、実際の農場において水害による作物栽培の影響も調べ、農地の水害からの早期復興に関する方作も検討する。