研究課題
基盤研究(B)
本研究は透水性舗装の弱点を克服する新しい舗装構造を提案し,その実用化を目指すものである.この舗装は豪雨ピーク時のみ舗装内に雨水を取り込むという選択的な雨水流入を可能としており確実な水害対策となる.また,従来の透水性舗装が抱える力学耐久性の問題,維持管理や環境影響の問題を払拭するので,重交通道路や軟弱路床の道路などにも適用範囲が拡大する.本研究では,水理模型実験により提案する舗装構造の治水性能を明らかにするとともに,雨水流入頻度と舗装の力学的耐久性との関係を力学模型実験により検証する.これらの検討を通じて,提案する側面流入型の貯留浸透舗装の最適な構造設計規範の確立と実用化を目指す.