研究課題/領域番号 |
23K26360
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補助金の研究課題番号 |
23H01666 (2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25030:防災工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人防災科学技術研究所 |
研究代表者 |
近貞 直孝 国立研究開発法人防災科学技術研究所, 地震津波防災研究部門, 主任研究員 (90318197)
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研究分担者 |
中條 壮大 大阪公立大学, 大学院工学研究科, 准教授 (20590871)
鴫原 良典 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), システム工学群, 准教授 (90532804)
馬場 俊孝 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (90359191)
高橋 成実 国立研究開発法人防災科学技術研究所, 地震津波火山ネットワークセンター, 上席研究員 (70359131)
久保田 達矢 国立研究開発法人防災科学技術研究所, 地震津波火山ネットワークセンター, 主任研究員 (70808071)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2026年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2025年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2024年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | あびき / 気象津波 / 非地震性津波 / 微気圧観測 / 海底圧力観測 |
研究開始時の研究の概要 |
地震による津波や台風接近時の高潮等,沿岸部を襲う自然災害は様々あるが,九州地方で繰り返し発生している「あびき」と呼ばれる災害は,晴天で凪いでいる海に突如として津波が襲来し,船が転覆するなどの被害を生じさせている.本研究では,このような津波の発生メカニズムを理解するために,大気海洋一体型の数値計算モデルを開発し,海底圧力観測記録及び微気圧観測記録を用いた明日の「あびき予報」の実現に向けて一歩を踏み出す.
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研究実績の概要 |
地震による津波や台風接近時の高潮等,沿岸部を襲う自然災害は様々あるが,九州地方で繰り返し発生している「あびき」と呼ばれる災害は,晴天で凪いでいる海に突如として津波が襲来し,船が転覆するなどの被害を生じさせている.「あびき」は繰り返し発生しているにも関わらず,事前に予報する仕組みが無いため,災害に備えることが非常に困難である.同様の仕組みで発生する高潮は,台風などの低気圧によって生じるため,悪天候時に発生するため備えることが出来る.このような被害を生じさせないためにも「あびき」の予測手法の確立は喫緊の課題であり,その実現が本研究の目的であり,本研究では,大気海洋一体型の数値計算モデルを開発し,海底圧力観測記録及び微気圧観測記録を用いた明日の「あびき予報」の実現に向けて一歩を踏み出す. 現在では当たり前となっている天気予報も,予報に必要な観測データが得られ,得られた観測データから未来を予測するための数値計算モデルがあるからこそ実現出来ている.これを「あびき予報」でも実現可能にするため,防災科学技術研究所が所管する日本海溝海底地震津波観測網(S-net)と地震・津波観測監視システム(DONET)を対象に,気象津波を定量的かつ半自動的に検知するための手法を開発し新規観測データへの適用を開始した.そして,微気圧波モデルを構築するための推定手法の開発に着手すると共に,海面変動により発生した津波の水理実験手法の検討を行った.また,気象津波伝播モデルの試作を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通り微気圧波モデルを構築するための推定手法の開発及び海面変動により発生した津波の水理実験手法の検討を行った一方,海底圧力観測データに対する自動検知は手法の検討を引き続き行うため全データへの適用は見送っている.しかし,計画に先行して気象津波伝播モデルの試作を行えたため全体としてはおおむね順調に進展していると言える.
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今後の研究の推進方策 |
海底圧力観測データに対する自動検知手法を確立し,全データへ適用することで微気圧波モデル構築を進めると共に,水理実験装置の準備を開始する.
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