研究課題
基盤研究(B)
本研究では,高濃度までO2を濃縮できる高選択性O2分離膜(O2透過率: 10-7 mol m-2 s-1 Pa-1, O2選択性: >10)を開発する。具体的には,Si原子間に有機官能基を有する橋架け型オルガノシリカをベースにして,超低温分離に適した構造設計について検討する。そのうえで,分子サイズが近接したO2/Ar,O2/N2分離で高選択透過性を実現するための細孔構造制御法(分子ふるい,吸着親和性),また,操作条件によるO2選択性向上のため,現状のO2深冷分離の超低温 (~-180oC)でのO2吸着ブロッキングの影響を明確にする。