研究課題
基盤研究(B)
本研究では、細孔構造を有する多孔性半導体の開発を目指す。高いキャリア移動度を示す半導体中に均一な細孔構造を構築することができれば、優れた電気化学触媒や化学センサー、エネルギー貯蔵材料など、多様な応用が期待できる。しかしながら、分子を強く吸着する2nm以下のマイクロ孔をもち、なおかつ優れたキャリア移動度を示す結晶性の半導体材料というのは、これまでほとんど知られていなかった。もし、マイクロ孔半導体を自在に合成することができれば、持続可能な低炭素社会実現のカギとなる、革新的な触媒や電極材料の開発につながることが期待できる。