研究課題
基盤研究(B)
再エネ電源を主電源とする次世代電力システムにおいて,それと協調される大規模集中電源には,システム全体の安定化に資する高い出力調整能力が求められる。この要求に対し,研究代表者は,MHD発電機が従来の回転型発電機とは異次元のレベルで出力調整が可能であることを先行研究で示唆してきた。本研究では,その発展として,MHD発電の実用化を阻む技術開発課題を一掃するアルカリ金属フリー低温駆動希ガスプラズマMHD発電機を提案し,それを実現する発電機の基本仕様を見極め,高速大規模出力調整用MHD発電の早期実現を達成するための学術的・工学的基盤を確立する。