研究課題
基盤研究(B)
目的:本申請研究の目的は、4核環状希土類錯体の柔軟性を活かし、異なる個数のゲスト交換を可能にする動的チャネル構造を創出することである。着眼点:天然の動的超分子ホストは化学的なエネルギーを利用して異なる個数のゲスト交換を伴う特異なホストーゲスト化学が達成されている。本研究:本研究で開発する動的チャネル構造は光反応によって内部チャネル構造を転移させ、プロセス①2個のNa+を放出し、1個のLi+を取り込むことができる。この構造転移は可逆的であり、熱反応によって内部のチャネル構造が元に戻ることで、プロセス②1個のLi+を放出し、再び2個のNa+を取り込むことができる。