研究課題
基盤研究(B)
現在、生体由来の特異的認識能(アフィニティ)を示す分子として抗体が広く用いられているが、科学的安定性が低く高価な点が大きな課題である。本研究では、アフィニティを示す核酸であるアプタマーについて、ミクロスケール電気泳動技術に基づく選抜法と評価・解析法を両輪として詳細に検討し、未解明の応答機構について解き明かす。また、解明した応答機構を選抜法へとフィードバックして、任意の機能性アプタマーの選抜を実現する。さらには、選抜した機能性アプタマーを用いたインテリジェントマテリアルを作製し、ナノドラッグデリバリーシステムへの応用による生体内反応制御や細胞間情報伝達機構の解明を目指す。