研究課題
基盤研究(B)
二酸化炭素の資源化と環境負荷の低減を同時に満たす魅力ある樹脂材料であるが性能の向上や用途の開発が遅れている。一方、汎用樹脂は,焼却による二酸化炭素の発生や廃棄ごみの環境漏出による海洋汚染のように,使用後に引き起こす問題が顕在化している。そこで二酸化素ポリマーの優位的かつ加速的な実用化のため本来の堅固さ・強靱さを損うことなく使用後の分解性を高めることを目的とする。過去に得た「二酸化多炭素ポリマーの親水性化を進めると主鎖の加水分解性が高まる」という知見を基礎に,分子構造に埋め込む トリガー機能(光分解性基)が環境中で発動すると低分子量化・無害化が開始・促進されるポリマーの創出をめざす。