研究課題
基盤研究(B)
芳香環のπ-π相互作用を介して形成されるπスタック構造は、特徴的な光電子物性を示すことが知られている。一方で、芳香環の積層数やその両末端の構造を明確に定義することが難しく、その物性理解には未だ未解明な部分が大きい。本研究では、リビング環化共重合反応を用いたπスタック型高分子の精密合成を技術基盤とし、πスタック構造を利用した電荷移動特性の系統的な理解とそこから得た知見を基に、機能・物性を一次構造から設計した新規機能性πスタック高分子の開拓を行う。