研究課題
基盤研究(B)
本研究では粘弾性相分離に基づく高分子モノリス合成をセルロースに拡張し、高性能分離・触媒担体を開発する。セルロースモノリスのメソ孔・マクロ孔のサイズを精密制御する階層的多孔構造の構築技術を確立し、それを元に創薬開発に資する高性能アフィニティークロマトグラフィー用担体と高速フローシステムに適した有機合成用の高性能触媒担体を創製する。用途提示に留まっていた高分子モノリスの実用的用途開発に必須の階層構造制御技術をメソ孔とマクロ孔の同時コントロールにより構築し、併せてモノリス表面を自在に化学修飾することで、セルロースモノリスを分離・触媒担体として高性能化する。