研究課題
基盤研究(B)
ゲルの散乱解析を通して、ソフトマテリアル内におけるメソスケール構造の存在が見出された。この領域は金属における組織に対応し、金属材料において組織制御が物性に大きく影響するように、ソフトマテリアルにおいてもメソスケール構造の理解は物性制御の鍵になると期待される。そこで本研究計画では、ミクロスケールの網目構造や局所粘弾性率といった物理量を高空間分解能でマッピングすることにより、未だに定性的な理解に留まっているソフトマテリアルの組織構造の定量化に挑む。