研究課題
基盤研究(B)
生命に対する「力」の効果を探求するメカノバイオロジーという学問領域では、材料の粘弾性を自在に制御できる細胞足場材料の登場が待ち望まれている。本研究では時空間分解能に優れる光刺激によって、任意のタイミング、強度、時空間周期で粘弾性をスイッチングできる細胞足場材料を構築する。特に細胞培養空間と相分離し、長期材料安定性に優れる無毒性イオン液体と疎水性ブロック共重合体を組み合わせることで、光刺激のオン-オフをトリガーにした高分子の集合・離散が直ちにゲル材料の粘弾性変化につながる分子設計を実現する。