研究課題
基盤研究(B)
サーキュラーエコノミーに資する樹脂の高度利用への社会要請が高まる中、異種高分子材料を自在に接着積層化する技術が求められている。従来のラミネート法は、接着剤やプライマーなどの中間層の導入や、プラズマ等による表面改質が不可欠であったが、樹脂本来の性能の損失や、製造工程の煩雑化が課題であった。この問題を解決するため、申請者は動的共有結合を介した接着剤レス異種高分子接合に取り組んできた。しかし、その形成メカニズムから生まれる革新的機能・物性はほぼ未解明である。本提案では、先端構造解析・精密高分子/有機合成技術を駆使することで、異種高分子接合を可能とする動的な異種高分子インターフェイズの学理を構築する。