研究課題
基盤研究(B)
極小の電子デバイス、分子機械の作製、および、ウイルスやタンパク質の捕捉を実現するため、ナノサイズの構造体を構築する必要がある。これらのナノ構造体を作製する方法として、「分極維持タイプの軸方向分極型強誘電性カラムナー液晶(AP-FCLC)相」を利用する方法論を確立する。具体的な方法としては、1)カラムを垂直配向させた平滑なシートの作製、2)微小電極による分極情報の書き込み、3)重合性分子の分極部への選択的配置、および、4)光重合による一体化、という4つの工程を実現する。本研究では、ナノ構造体を設計図通りに作製する方法の基礎を確立し、微小領域を扱う研究・産業に大きなインパクトを与えたい。