研究課題
基盤研究(B)
光には右回転と左回転、二種類の回転する光・円偏光発光(CPL)が存在する。現在、CPLの取り出しは、偏光板を用いて、右回転-左回転の光を等量含んでいるラセミ光から、一方を遮断し、他方を利用する、あるいは、光学活性な発光体からCPLを発光させるなど、必ずしも効率は良くない。本研究は、外部磁場を印加するというこれまでにない手法で、強く発光かつ強く回転するCPLを発する磁気円偏光発光(MCPL)材料を開発する。続いて、開発したMCPL材料を用い、CPLを自発光する磁場応答円偏光発光ダイオード(MCP-OLED)の開発を行う。