研究課題
基盤研究(B)
パルス加熱駆動型半導体ガスセンサは、粒子表面の機能である吸着と燃焼反応促進を瞬時にスイッチでき、吸着ガス燃焼反応の非平衡過程を電気抵抗変化(応答波形)に変換できる。そこで本研究では、乳癌バイオマーカーとなるアルデヒド類を対象ガスとし、材料設計とセンサ駆動温度により、呼気を想定した妨害ガス共存下でバイオマーカーを選択的に吸着後、その燃焼反応に由来する応答波形の反応速度論的解析からバイオマーカーを特定する。さらにパルス加熱駆動の温度設計と応答波形の分離により複数種バイオマーカーの同時識別に挑む。