研究課題
基盤研究(B)
これまでに、全固体ナトリウム二次電池用材料として、安価・大容量・長寿命を併せ持つNa2FeS2電極活物質や、世界最高のナトリウムイオン伝導性を有するNa2.88Sb0.88W0.12S4を発見し報告した。従来は、メカノケミカル合成によって準安定相や非晶質相の新物質を探索してきたが、実用化を見据えた際に量産性が課題であった。本研究課題では、量産性の課題を解決する手段として、不揮発性の多硫化ナトリウムをセルフフラックスとして利用するナトリウム含有硫化物の合成プロセスを提案し、その学術基盤を確立する。