研究課題
基盤研究(B)
化石資源に代わるエネルギー源として、人工光合成が期待されている。高度な人工光合成の実現において、反応の機能ユニットの融合と、複数の物質変換反応の同時駆動は乗り越えるべき課題である。本研究では、外部刺激に応答して分子の構造・触媒活性が変化する分子触媒を用いる。本課題ではこのような「一石二鳥型」の触媒を「スマート分子触媒」と定義し、複数の物質変換反応を同時駆動する反応系の開発をめざす。具体的には外部刺激に応答して構造が可逆もしくは非可逆的に変化する分子触媒を用いて、種々の反応条件下でも高いパフォーマンスを示す触媒反応系の構築を目指す。