研究課題
基盤研究(B)
大腸に届いた様々な難消化性食品成分は、腸内細菌により様々な低分子有用代謝産物に変換され宿主へ影響を及ぼしていると考えられるが、この観点からの研究は三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)のうち炭水化物に関連する食物繊維に偏重し、タンパク質に由来する難消化性ペプチドについては研究が行われていない。これまでに難消化性ペプチド・プトレッシン産生腸内常在細菌・ヒト糞便を組み合わせて培養するとプトレッシンが高生産されたことから、本研究ではそのメカニズムの解明、動物への保健効果の解析、社会実装へ向けた技術開発および安全性の担保に取り組む。