研究課題
基盤研究(B)
本研究は有用な多糖類の合成と蓄積メカニズムに関する研究である。本研究では特にデンドロビウムの一種のキバナノセッコクの水溶性グルコマンナンに焦点を当てる。グルコマンナンは陸上植物に普遍的に見られる細胞壁多糖類であるが、グルコマンナン主鎖の糖鎖構造やガラクトース側鎖・アセチル基の有無や頻度が異なり、性質や用途が極めて多様である。加えて、水溶性のグルコマンナンには様々な機能性も知られており、糖鎖構造や合成量、蓄積の制御が期待されている。