研究課題
基盤研究(B)
フグ毒テトロドトキシン(TTX)と麻痺性貝毒サキシトキシン(STX)類は、代表的食中毒原因物質である。これまで多くのTTX類縁体を単離し、生合成経路を提唱した。本研究では、TTXの生物間動態や生合成の解明を目指し、新規TTX類縁体を単離・構造決定や、TTX含有生物中の類縁体の同定、探索を行う。また、STX生合成では、推定三環形成前駆体や酸化度の低いSTX類縁体を化学合成し、麻痺性貝毒生産生物中の存在や、酵素反応の基質になり得るかを調べ、生合成経路のさらなる解明を目指す。