研究課題/領域番号 |
23K26870
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補助金の研究課題番号 |
23H02177 (2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38060:応用分子細胞生物学関連
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研究機関 | 京都府立大学 |
研究代表者 |
佐藤 雅彦 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (20283575)
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研究分担者 |
平野 朋子 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (20724496)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)
2025年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2024年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2023年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | 果実形成 / 虫こぶ形成機構 / 細胞の形態形成 / シロイヌナズナ / 細胞骨格 / 細胞膜結合型受容体キナーゼ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,果実形成の際に受精卵から分泌される植物CAPペプチドの同定と子房側に存在するCAPR,および下流のシグナリング経路の同定により,果実形成シグナリング経路の全貌を解明する。具体的には,果実形成に関与する分子について,(1) CAPペプチドとCAPRの結合特性の解析を行う。(2) CAP-CAPRシグナリング経路を,各段階別に分類する。(3) それぞれの分類群ごとに,バイオインフォマティクス,生化学,細胞生物学,分子生物学的手法を組み合わせた解析を行う。
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研究実績の概要 |
【CAP遺伝子変異体とCAPR変異体の表現型解析】果実で発現するCAPの二重変異体及びCAPRの二重変異体において,果実形成過程における影響を調べた。具体的には,これらの変異体におけるシロイヌナズナの果実である長角果の発達を,発達初期段階から,細胞分裂の様式,細胞の形態,長角果の全体形態などを詳細に解析した。その結果,シロイヌナズナの花器官で高発現すると考えられるCAP (At1g01310)は,柱頭と花粉子房上部の花粉管に発現していることがわかった.また胚珠に到達した花粉管でも発現が見られた。また,シロイヌナズナの花器官で高発現すると考えられるCAPR (At1g51805)の組織発現を確認するため,GUS染色を行い光学顕微鏡及び実体顕微鏡で観察を行った.観察の結果,CAPRは花柱,子房,花糸,がく片,花柄,花弁の組織で発現することがわかった。さらに子房を開いて観察すると,子房を半分に仕切り胚珠や,種柄に繋がる隔壁でも発現が確認できた 。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
【研究項目1:CAP遺伝子変異体とCAPR変異体の表現型解析】, 【研究項目2:種子側CAP ペプチドと子房側CAPRの結合の確認】 , 【研究項目3:CAPRの細胞内局在性の解析と果実発達時の挙動の解析】 , 【研究項目4:CAPRの下流のシグナリング経路の解析】 の4つの研究項目のうち,本年度は,【研究項目1】, 【研究項目3】,【研究項目4】を中心に研究を実施し,本年度の当初の研究計画をほぼ達成できた.一方,【研究項目2:種子側CAP ペプチドと子房側CAPRの結合の確認】については,十分に研究を実施できなかったため,今回の自己評価となった.
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今後の研究の推進方策 |
【研究項目1:CAP遺伝子変異体とCAPR変異体の表現型解析】, 【研究項目2:種子側CAP ペプチドと子房側CAPRの結合の確認】 , 【研究項目3:CAPRの細胞内局在性の解析と果実発達時の挙動の解析】 , 【研究項目4:CAPRの下流のシグナリング経路の解析】 の4つの研究項目のうち,【研究項目1】, 【研究項目3】,【研究項目4】については,概ね,順調に研究が進んでいる。【研究項目2】 について,昨年度は,実施しなかったため,今年度は,【研究項目2】 を中心に研究を実施する。
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