研究課題
基盤研究(B)
オオムギはビール醸造原料や食物繊維を豊富に含む肥満防止食用として、我が国の重要な作物である。オオムギの深刻な病害にウイルスで起こる縞萎縮病がある。このウイルスは土壌中にいて拡がり、根から感染して地上部に移行する。本病に感染したオオムギは収量と品質が大きく低下する。縞萎縮病ウイルスは変異しやすく、オオムギ側のウイルス抵抗性遺伝子を多種類揃えて、ウイルスの変異に対抗することが大切である。本ウイルス病を持続的に防除するために有望な抵抗性遺伝子rym3の実体解明を目指している。