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ミツバアケビの自家不和合性遺伝機構の解明と遺伝子マーカー開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K26899
補助金の研究課題番号 23H02206 (2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2023)
応募区分一般
審査区分 小区分39030:園芸科学関連
研究機関福井県立大学

研究代表者

松本 大生  福井県立大学, 生物資源学部, 准教授 (30632129)

研究分担者 森本 拓也  京都府立大学, 生命環境科学研究科, 講師 (90837634)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2027年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2026年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2025年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2024年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2023年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
キーワード遅延作用型自家不和合性 / S遺伝子座 / 受粉管理 / 交雑不和合 / ミツバアケビ / 遅延作用型 / 自家不和合性
研究開始時の研究の概要

ミツバアケビ品種‘ふじ紫’と‘秋華’のF1後代80個体を利用した交雑試験とゲノム解析を行い、ミツバアケビ自家不和合性遺伝子型(S遺伝子座)の判別マーカーを開発する。さらには、ミツバアケビの自家不和合反応が結実を阻害するメカニズムを理解すべく、‘ふじ紫’の自家受粉雌ずいと不和合受粉雌ずいのトランスクリプトーム解析を行う。

研究実績の概要

本研究では、①ミツバアケビ品種‘ふじ紫’と‘秋華’のF1後代80個体を利用した交雑試験によってミツバアケビ自家不和合性の遺伝様式を明らかにするとともに、②ゲノム解析によって遺伝子型(S遺伝子座)の判別マーカーを開発し、さらには③トランスクリプトーム解析によってミツバアケビの自家不和合反応が結実を阻害するメカニズムを理解することを目的としている。
初年度にあたるR5年度は①の実験計画の一部として、まず、F1後代80個体の雌花と雄花の開花時期を調査した。さらに、両親品種と開花時期が近かったF1後代12個体を対象にして総当たり交雑(計144交配)を行った。受粉後8週の着果率に基づいて各交配の和合・不和合を決定したところ、6個体と4個体がそれぞれ同一の不和合グループを形成することが明らかになった。一方で、他の2個体については交配結果が判然としない部分があり、不和合グループを決定することができなかった。この自家不和合性表現型の分離比から、ミツバアケビの自家不和合性が胞子体型である可能性が示唆された。和合と判断された交配について収穫適期に1交配につき5果実を採取し、果実中の種子数を調査したところ、花粉親の違いは種子数に影響を及ぼしていなかった。
また②の実験計画の一部として、両品種とF1後代80個体の葉を採取・保存した。一部のサンプルについてDNA抽出を試行したものの、ゲノム解析に利用できる品質のDNAを抽出することができなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初の計画では、交雑試験と並行してF1後代80個体のゲノム解析を行う予定であった。しかしながら、ミツバアケビの高品質DNA抽出が困難であり、抽出方法の検討に時間を要したためにゲノム解析を実施できなかった。

今後の研究の推進方策

ミツバアケビのDNA抽出方法が確立したため、R5年度に実施予定だったF1後代のゲノム解析を行う。加えて当初計画のとおり、調査対象を拡大してF1後代15個体を用いた総当たり交雑、親品種への戻し交雑、ミツバアケビ’ふじ紫’の自家・他家受粉雌蕊の経時的観察を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Effective Pollination Period of ‘Fuji Murasaki’ Akebia trifoliata2023

    • 著者名/発表者名
      Daiki Matsumoto, Kohei Ito, Satoshi Taira
    • 学会等名
      The 4th Asian Horticultural Congress
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2023-04-18   更新日: 2024-12-25  

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