研究課題/領域番号 |
23K26900
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補助金の研究課題番号 |
23H02207 (2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
小枝 壮太 近畿大学, 農学部, 准教授 (00629066)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2026年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2025年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | ベゴモウイルス / ジェミニウイルス / 抵抗性育種 / ナス科、ウリ科 / 野菜 / ウイルス抵抗性 / 抵抗性遺伝子 / マッピング |
研究開始時の研究の概要 |
ベゴモウイルスはタバココナジラミ媒介性のDNAウイルスであり、熱帯から温帯までの広範囲で園芸生産における脅威となっている。しかし、 世界的に需要の大きいナス科およびウリ科の野菜ではベゴモウイルス抵抗性品種が未だ報告されておらず、これは学術・応用の両面で解決すべ き重要な課題である。本研究では、複数のベゴモウイルス抵抗性トウガラシ、ナス、キュウリ、メロンを分子生物学的手法で解析し、交雑後代を用いたマッピングにより抵抗性遺伝子を単離することで、複数の新しいウイルス抵抗性メカニズムの解明を試みる。
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研究実績の概要 |
本研究ではトウガラシ、ナス、キュウリ、メロンなどの世界的に重要な果菜類におけるベゴモウイルス抵抗性の遺伝解析を行っている。本年度はトウガラシで単離したベゴモウイルス抵抗性遺伝子であるpepy-1の機能解析をシロイヌナズナにおいて行った。これについては他のデータと共に現在論文発表に向けて準備を進めている。キュウリNo.44についてはQTLのファインマッピングを行い、Chr1に座上する遺伝子としてRNA-dependent RNA polymeraseを単離し、プレプリントとして先行して発表した。その他のナス、キュウリ、メロンの抵抗性系統については現在、ラフマッピングあるいはファインマッピングを進めているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
予定していた研究は予定通りに終了し、次年度以降に計画していた内容も一部完了したため。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画の通り、各種野菜でベゴモウイルス抵抗性遺伝子の単離に向けてマッピングによる順遺伝学アプローチを進めていき、有力な候補を得た時点でVIGSなどの逆遺伝学的アプローチで抵抗性への関与を実証していく。
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