研究課題
基盤研究(B)
幹枝光合成は葉と比べてその量は少ないが、落葉時やストレス時に葉に代わり光合成を行うことで、生育やストレスの緩和、ストレスからの回復に寄与している可能性がある。そこで本研究は、冷温帯に生育する落葉広葉樹を対象に、幹枝光合成が耐陰性の向上に寄与するという仮説を検証する。耐陰性および樹皮形態の異なる約20種について、幹枝光合成に関する生理、生化学、解剖学的特性と、幹枝の被陰実験にともなう特性の変化を調べ、仮説の検証とともに幹枝光合成の生理生態学的意義を明らかにする。