研究課題
基盤研究(B)
狂犬病の新規治療・予防法開発には、他のウイルス感染症とは大きく異なる狂犬病特有の病態を解明する必要がある。本研究では、狂犬病の病態形成に深く関与する (1)末梢組織における狂犬病ウイルス潜伏感染機構、および (2)狂犬病ウイルス感染動物にて生じる自然免疫応答機構とウイルス排除に焦点を当てた研究を行う。ホールイメージング、シングルセル遺伝子発現解析を取り入れた包括的実験アプローチにより、これまで観察することができなかった狂犬病病態の本質に迫るとともに、得られた基礎的知見に基づいた治療法開発の可能性について検証する。