研究課題
基盤研究(B)
ゲノム編集による遺伝子治療技術は、遺伝病やがんなど難治性疾患の根治につながる革新的な技術として期待されるが、オフターゲット変異や染色体の切断による転座のリスク等、従来の遺伝子治療とは異なる安全性の課題がある。本研究では、Cas9 nickaseとガイドRNAを複数同時に発現する独自のアデノウイルスベクターを利用して、セーフハーバー領域にcDNA発現ユニットをノックインする、二本鎖切断を伴わない安全なin vivoゲノム編集治療システムの開発を目指す。