PI代謝回転とは独立した多彩な新奇ジアシルグリセロールリン酸化経路群の分子実体

• 研究課題/領域番号: 23K27124
• 補助金の研究課題番号: 23H02431 (2023)
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金 (2024); 補助金 (2023)
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分43030:機能生物化学関連
• 研究機関: 千葉大学
• 研究代表者: 坂根 郁夫 千葉大学, 大学院理学研究院, 教授 (10183815)
• 研究分担者: 村上 千明 千葉大学, 大学院理学研究院, 特任助教 (20908909)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円); 2025年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2024年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円); 2023年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
• キーワード: ジアシルグリセロール / ホスファチジン酸 / ホスホリパーゼ / 精神疾患 / がん免疫

研究開始時の研究の概要

独自手法を用いて，ジアシルグリセロール(DG)キナーゼ(DGK)のアイソザイムが基質とするDG分子種は，従来の定説に反し「ホスファチジルイ ノシトール(PI)代謝回転とは独立し，それぞれが異なる脂肪酸を利用する未知の経路群」により供給されることを示した.しかし，これらの経 路の構成因子や分子マシナリーは未だ不明な点が多いので，基質DGの供給系と，産生産物ホスファチジン酸(PA)分子の標的に焦点を当て研究を 行う.これらが関与する，免疫・がん，生活習慣病，精神疾患等の生理現象や疾病発症の分子機構の解明に繋がり，かつて一世を風靡したPI代 謝回転に勝るとも劣らない波及力のある脂質フロンティアが開拓されることが期待される.