非ミトコンドリア型カルジオリピンの産生酵素と機能の解明

• 研究課題/領域番号: 23K27125
• 補助金の研究課題番号: 23H02432 (2023)
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金 (2024); 補助金 (2023)
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分43030:機能生物化学関連
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 河野 望 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 准教授 (50451852)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円); 2025年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円); 2024年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円); 2023年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
• キーワード: カルジオリピン / 飽和脂肪酸 / 精子形成

研究開始時の研究の概要

精巣には脂肪酸鎖が全てパルミチン酸である特殊なカルジオリピン（TPCL: tetrapalmitoyl cardiolipin）が存在するが、その生理的意義は明らかとなっていなかった。最近、我々はTPCLが伸長精子細胞に特異的に存在し、小胞体および小胞体-ミトコンドリア接触部位に局在する非ミトコンドリア型カルジオリピンであることを見出した。さらに、TPCL合成に関わる酵素の1つを同定し、その欠損マウスは精子形成不全を示すことを明らかにした。本研究ではTPCLの産生・作用機構の解明をするとともに、非ミトコンドリア型カルジオリピンのがんにおける病態生理学的意義を明らかにする。