研究課題
基盤研究(B)
真核生物の三次元的なゲノム構造パターンは、初期の構造であるRabl構造と進化の過程で獲得されたと考えられるnon-Rabl構造に大別される。申請者らは、non-Rabl構造を取るモデル植物のシロイヌナズナにおいて、動物細胞で提唱されたものとは異なるnon-Rabl構造形成のメカニズムを見出した。しかし、そのメカニズムの保存性については不明であり、疑問点も多く残されている。そこで、本研究ではこれらの課題の解明を進める。また、non-Rabl構造を取る生物学的意義に関しては、依然として明確な答えがないことから、non-Rabl構造を取る生物学的意義の解明を目指す研究を展開する。