研究課題
基盤研究(B)
生物進化の過程では、新奇な形質の誕生だけでなく、特定の器官・組織の縮退や消失といった「退化」もしばしば起きてきました。本研究は、被子植物で繰り返し起きた自家受精(自殖)の進化と、それに伴い進化した花弁の退縮や花粉数減少等の花形質群「自殖シンドローム」を対象に、「退化」がどの程度適応的に、また迅速に起きうるのかを明らかにすることを目指します。