研究課題
基盤研究(B)
我々は幼少期の社会的行動から様々な高次機能を発達させる。本研究はヒトの言語発達と同様、幼少期の社会的音声コミュニケーションから発声発達を行う、キンカチョウの歌学習をモデルとして用い、幼少期の社会的コミュニケーションがどの様に聴覚記憶の形成を制御し、さらにその後の発声学習、その発声を用いた求愛行動といった社会的行動の発達を制御するのか、つまり幼少期の社会的経験に依存した高次機能発達の神経メカニズムを明らかにすることを目的とする。本研究から得られる知見は発達期の社会的行動による精神、社会的行動発達への長期的な影響、臨界期の再開、高次機能発達障害への理解、その治療に応用されることが期待できる